The Life of HOKUSAI

The Life of HOKUSAI

彼は狂人か?天才か?

世界中のアーティストに影響を与えた葛飾北斎の苦悩の半生を描いた舞台、”The Life of HOKUSAI”。



北斎は脳卒中で倒れ筆が持てなくなっても、大火事で全てを失っても、不屈の精神で復活し大作を描き上げた。
自分は天と地のエネルギーを結ぶ存在であり、龍の化身だ!と思っていた彼に恐いものはなかった。
ただ一つ、妻の突然の死を除いては ...。
日々やりたいことに夢中になり、献身的に支えてくれていた妻小兎(こと)には感謝の言葉もかけずじまい。
ところが北斎が脳卒中から復活した翌年、小兎は突然亡くなってしまう。
彼は小兎の死を大変後悔した。
「絵でどれほど認められようが何の意味があるのか?」
「大切な人をどれほど安らかなに送ることができたのか?」
北斎はこれらの想いを全て、絶筆「富士越龍図」の龍に込めて描き上げる。
そこで北斎が見たものとは・・・。

シーン1:プロローグ

シーン2:北斎の葛藤

シーン3:北斎の日常

シーン4:画狂人北斎

シーン5:春画「蛸と海女」

シーン6:絵の極致へ

シーン7:お栄の葛藤

シーン8:風神と雷神

シーン9:北斎の復活と小兎との別れ

シーン10:「神奈川沖浪裏」

シーン11:江戸の大火事

シーン12:「八方睨み鳳凰図」

シーン13:狐と狸

シーン14:絶筆「富士越龍」